アルパインはシンプルモデルでも十分なのか?

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アルパインにはフルメディアモデルとシンプルモデルがある

はじめに

ハイエース購入時にトヨタディーラーの方にオススメいただいたのが、アルパインのカーナビでした。
これまでカーナビの選択肢としては、純正オプションか、「Panasonic」や「カロッツェリア」を選ぶ事が多かったので、高級品の印象がある「アルパイン」には未接触でした。

さらに、ハイエースのような商用車ベースの車両では、純正のカーナビよりも社外製のカーナビの方が大画面で疲れにくいというメリットがあるとオススメされます。
しかし、アルパインの同じ画面サイズでもシンプルモデルとフルメディアモデル、ディスプレイオーディオも含め3種類あることが分かりました。

価格差もそれなりにあるため、カーナビ利用では「シンプルモデルで十分なのか?」それとも、、、と迷ってしまいます。機能を絞った分だけ価格を抑えたシンプルモデルと、多機能なフルメディアモデル、どちらを選ぶべきなのでしょうか。

アルパイン ビッグX シンプルモデルの基本仕様

アルパインのシンプルモデル「XF11NX2S」は、11型フローティングディスプレイを採用し、参考価格は約232,000円となっています。最大の特徴は、DVD/CDやSDカードなどの再生機能がなく、従来の2DINサイズから1DINサイズにコンパクト化されたことです。

1DIN設計と新機構により、これまで装着ができなかった多くの車種にも取付け可能になり、適合車種が100車種以上に拡大しました。
また型番に“PF”がつく、パーフェクトフィットではナビ画面と車体パネル側との一体感をUPさせるパーツを取り付けることができます。(フルメディアモデルでは、DVDの挿入口が画面裏側にあるため装着不可)

車種専用設計により、エンジンをかけると愛車の名前とフロントビューを印象的に描いた映像が浮かび上がるオープニング画面など、専用ならではの演出も楽しめます。

シンプルモデルに搭載されている主要機能

シンプルモデルでも、現代のカーナビに求められる基本機能は充実しています。音声アシスタントAmazon Alexaを搭載し、ビッグXと連携して声での操作が可能です。また、Apple CarPlay/Android Autoにも対応し、HDMI-CEC対応により、スマートフォンとの連携も万全です。

オーディオ再生時には、カーナビ画面に楽曲情報とともに高品位のアニメーション映像「エモーショナルサウンドビジョン」を展開し、ハイレゾ音源の再生時には画面上にハイレゾマークを表示するなど、音楽を楽しむ機能も充実しています。

ナビゲーション機能についても、地図表示画面が7型カーナビより広範囲に映り、「ひとつ先の交差点」を見ることができるため、何度もナビ画面に目を移す必要がなくなり、安全運転にも貢献します。

フルメディアモデルとの機能比較

シンプルモデルとフルメディアモデルの最大の違いは、CD/DVDなどのディスク再生機能の有無です。「CD/DVDのディスク再生は使わない」方にむけ機能を絞った分、お買い求めやすさを実現したのがシンプルモデルのコンセプトです。

価格面では、フルメディアモデルと比較して5万円程度の価格差があり、コストパフォーマンスを重視するユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。

シンプルモデルを選ぶべき人

現在の音楽・映像の視聴スタイルを考えると、SpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスが主流となり、物理メディアの使用頻度は確実に減少しています。

そのような環境でシンプルモデルが最適なのは、以下のようなユーザーです。

✔ スマホ連携を重視
  映画もアプリで視聴、ストリーミング派でCD/DVDを使用する機会がほとんどない

✔ ナビをスマホだけでは不安がある
  トンネルが多かったり、山奥で圏外になるなど、周辺環境にも不安がある人
  スマホでのナビ案内で狭い道へ誘導されたことがある人

✔ コストパフォーマンスを重視
  必要な機能は維持しながら価格を抑えたいと考える実用派の人


私もDVD派でしたが、フルメディアとの差額でも映画が購入することで、電車移動中でも視聴できるようになりました。また、車種専用設計のため確実な動作と使いやすさを求める方にもおすすめです。

まとめ – シンプルモデルでも十分満足

結論として、多くのユーザーにとってアルパインのシンプルモデルは十分満足できる内容だと考えています。

特にハイエースのような商用車での使用を考えた場合、大画面による視認性の向上とナビゲーション機能の充実が最も重要であり、これらの点でシンプルモデルは十分な性能を発揮します。

ただし、CD/DVDを日常的に使用する方や、最新の多機能性を求める方にはフルメディアモデルが適しているでしょう。自分の使用スタイルを見極めて選択することで、満足度の高いカーナビライフを送ることができるはずです。

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